【書評】「あなたの会社が90日で儲かる」(神田昌典さん)書評レビューまとめ~セールスの考え方が180度変わる衝撃!~
こんにちは!
asです。
最近、ブログについて検索していると
- 「コピーライティング」
- 「マーケティング」
と呼ばれるものを「売るための技術」として書かれていることが多く、私自身もかなり興味が出てきています。
その影響で、最近の読む書籍はコピーライティングやマーケティング関係の書籍一色です(笑)
コピーライティングやマーケティング関連の著者の中でひときわ存在感のある方に「神田昌典さん」という方がいます。
今回私がレビューする「あなたの会社が90日で儲かる」という書籍は、私が初めて神田昌典さんという方を知ることになった1冊です。
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この書籍は主に「マーケティング」について重視を置いて書かれている本ですね。(少しコピーライティングについても触れていますが)
コピーライティングについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
さて、実際の読んだ感想ですが・・・
一言でいえば、、、
「衝撃!!!」
圧倒的な衝撃!
本を読んでこんなにも衝撃を受けたことは人生で一度もありません。 世の中にこんな桁違いな人が存在するのかという考え方。
心の奥底からぐーらぐーらと揺れ動かされる文章。
何もかもが今まで読んだ書籍とは全く違う、いうなれば「アミューズメント」のような作品。
いったいどんな内容なのか。
これからじっくりお話していきます。
「あなたの会社が90日で儲かる」で人生の考え方が圧倒的に変わる5つの衝撃
1冊の本を読むだけでこんなにも衝撃を受けるなんて前代未聞です。今までの人生はいったいなんだったのか。
大げさかもしれませんが、私にとってはそれくらいの衝撃でした。
それでは早速、この書籍を読んでうけた5つの「衝撃」をご紹介したいと思います。その5つ衝撃とは、こちら。
- 「である調」での流れるような文体
- エモーショナルマーケティング
- 「 仕事を断る」と、仕事が舞い込む
- 売るのは「商品」ではない
- 広告とは「興味のある人」を集めること
順番にお話していきます。
第1の衝撃「である調」での流れるような文体
私は、書籍として出版されているもののすべてが「です、ます調」で、読者に分かりやすく、丁寧に書かれているものだと思っていました。
「この世間知らずが!」
といわれそうですが、すみません、事実なのです。。。神田さんの「である調」で書かれた文章は全く嫌味を感じさせませんでした。
むしろスラスラと頭の中に入っていくような全く新しい感覚を私に与えてくれたのです。
’原始人’とか’バカ’とか普通に使ってるのにですよ!?
「これが’コピーライティング’の技術か!」と、感銘を受けました。どういったテクニックが使われているかはまだ詳しくはわかっていません。でも、私が実際に
「わかりやすい」
「読みやすい」
と思ったのです。神田さんの文章にはそういったなにかしらの要素が含まれていることは間違いないと思います。
第2の衝撃「エモーショナルマーケティング」
前書き部分で「エモーショナルマーケティング」という言葉が出てきます。
私はこの”エモーショナルマーケティングという発想について、今までの人生で1ミリたりとも考えが行きついたことがありませんでした。それは、、、
”人間は感情で買い、その後に理屈で正当化する”
というもの。自分自身が何かを買うときには、確かに「感情」が優先して買うものを決めている。この事実に頭の中を
パーン
とたたかれたような衝撃が走りました。
人間は論理的に判断するから理屈が通れば購入する。そう信じている。
私も完全にこの通りだと思っていました。でも実際、違いますよね? 例えば服を買うとすれば
「これかっこいい!」
と思ったあとに、「この服なら夏だけではなく
春も秋も着れるぞ!」とか、「値段は高いけど、素材が良いぞ!」とか、感情を補完する理由を探しにいっています。
まずは「欲しい!!」という感情が真っ先に出てきてます。あなたも実は「感情が先」ではないでしょうか?
これを自覚できたのは非常に大きいですよ。
第3の衝撃「 仕事を断る」と、仕事が舞い込む
心理学では「希少性のルール」というらしいです。一度断られると感情的に
「どうしてもあの人に相談にのってもらいたい」
と思ってしまう。手に入りにくいものほど欲しくなる、ということですね。
「一生懸命やれば説得できる」
「いいプレゼンテーションができれば
買ってもらえる」
「お客さんに気に入られれば、そのうち売れる」
私もこれが営業の「真実」だと思っていました。しかし、、、
正直者はお客に好かれようとへぇへぇする。
呼ばれたらはいはい尻尾を振って出かけていく。
それが「お客様は神様、私は奴隷」関係を作る。
こうなると「なんでもやって当たり前」という甘えをお客に許してしまう。
不平等条約を結ばされてしまう。
こういわれてしまうと、「なるほど」と思わざるを得ませんでした。一般常識としての「営業」は奴隷と主人を作り出していると。
第4の衝撃「売るのは"商品"ではない」
この文章読んだとき、頭の中に「?」が5個くらい出ました。
「いったいどういうこと・・・?」
これはつまり、
商品以前に安心や親近感を売らなければならない
という意味でした。さて、私は第2の衝撃で、人は「感情」でものを買うということを知ったというお話をしたのを覚えていますか?
この第4の衝撃で気づいた本質は、「お客の「感情」が動く前に”売り込み”をかけてはならない」ということです。
要するに、出会った瞬間に売り込みをかけると、購買心理と順番が逆になってしまいます。そうするとむしろ「不買心理」が働き、心にシールドを張ってしまうということ。
この衝撃は私が営業やセールスを全くしたことがなかったからの衝撃なのかもしれません。しかし、
「そんなことはない!」
という思いが私の中にあります。なぜなら、私は営業をしたことはありませんが、 「営業を受けたこと」はあるからです。
あなたもこんな覚えがないでしょうか?
フラっと入ったアパレルショップで、店員の人から
「こちらの商品がオススメなんです~」
「こちらは新作で大人気なんですよ~」
とセールス感満載で近づいて来た瞬間にそのお店を出たくなったこと。でも逆に自分が営業するときには、この「売り込み」をしてしまう事実。
感覚のズレ。
これが一番の衝撃ポイントです。
第5の衝撃 広告とは「興味のある人」を集めること
全くのマーケティング初心者にはこの「興味がある人」を集めるという思考が全くありませんでした。広告は、「今すぐ買う人」だけを集めるためのものだと。
著者は例として、このように言っています。
一本釣りか、それとも投網漁か?
一本釣りはお目当ての魚を取るのに
「テクニック」も「経験」もいる。
ところが投網は「お目当て」もかかれば「その他の魚」もかかる。
投網をすれば「いますぐ客」も「そのうち客」も同時にかかるのである。
魚に例えるのはどうかという意見もあるかと思いますが、確かに的を得てると思いました。
そしてこの「そのうち客」は「いますぐ客」に’育つ’という内容。書籍内では、住宅購入の場合を例に挙げてこう書いてあります。
住宅がほしいと思って小さな行動、雑誌購入したり住宅メーカーから資料を取り寄せたりすると、営業マンから電話がくるようになる。
このように情報ソースが多くなる。
そうすると「先立つものがない」から「無理すれば十分買えるじゃないか」と思い出す。つまり一度小さな行動取ると、雪だるま式に急速に夢が膨らみだすのである。
このように商品に関する情報量の増加というのは購買意欲の高まりと比例する。
その結果二年とは言いながら実際に小さな行動起こしたほとんどの客が一年以内に購入を決定するようになるのだ
これは住宅だけに留まらない。自動車でも旅行でも、情報が増えれば欲しくなる。
この知識も初めて聞くことです。しかし、ものすごく役立つ内容であることは肌で感じました。
具体的でとても実践的ですよね。
「あなたの会社が90日で儲かる」であなたのセールスの考え方が180度変わる
いかがでしたでしょうか。
マーケティングを生業としている人には「当たり前」のことかもしれませんが、初心者の私には「衝撃」でした。あなたに私が感じた衝撃が少しでも伝われば嬉しいです。
この「エモーショナルマーケティング」は売る側の心理ではなく、買う側の心理を利用しているため、
「どの業種にも当てはまってしまう」
と書かれています。その理由をこの書籍内では実際の具体例を用いて詳細な解説を行っていました。
「本当にどの業種にもあてはまるのか?」
あなたがこの質問の答えを知りたいと思うのでしたら、是非「あなたの会社が90日で儲かる」を一度読んでみてください。
神田昌典 フォレスト出版 2009年12月 売り上げランキング :
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マーケティングと同じくらい稼ぐために重要なスキルに「コピーライティング」があります。
コピーライティングについての書評レビューも書きましたので、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
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それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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