【1分書評】「イシューからはじめよ」書評レビューまとめ
こんにちは。
asです。
生産性の高い人材になりたい
仕事をしている人なら、一度はこんなことを
考えたことがありませんか?
では「生産性が高い」とは
一体どういうことなのでしょうか?
「生産性が高い」の意味と、
『生産性の高い働き方』を教えてくれるのが
この書籍「イシューからはじめよ」です。
安宅和人 英治出版 2010年12月 売り上げランキング :
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「イシュー」とは以下の2つを満たすものを指します。
① 2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
② 根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
簡単に言うと『答えを出すのが難しい問題』ですね。
生産性の高い人は仕事をする速度が速いわけではない。
生産性の高い人と低い人の違いは、
「問題の見極め」をしているかどうか。
著者である「安宅和人さん」がこう語る
「イシューからはじめよ」を、今回も『3つのポイント』で
分かりやすく説明していきます!
それではどうぞ!
「イシューからはじめよ」の3つのポイント
「イシューからはじめよ」の3つのポイントはこちら、
- その問題は本当に解くべきイシューか?
- バリューのある仕事をせよ!
- バリューのある仕事のアウトプットとは?
ひとつずつ解説していきます。
その問題は本当に解くべきイシューか?
「まずはじめにやってみる!」
仕事や本などでこんな言葉を聞いたことがある人は
かなり多いと思います。
しかしその「問題」自体に解く意味がなければ、
ただただ時間と体力を浪費するだけです。
冒頭の通り「イシュー」とは
『問題に答えを出す必要性』という意味なので、
まずは「問題の解像度」をあげる必要があります。
これはネット検索の仕方に似ていると私は思っていて、
たとえば「体臭を消したい」人がいるとすると、
「体臭 消し方」とかで検索しますよね?
そして検索結果に”ニオイキエール”という
「ワキ」の匂いに効く商品が出てきたとして、
”ニオイキエール”を試したところ
「全然ニオイ消えないじゃん!!??」
こんな結果になりました。
理由は簡単で、ニオイの原因が実は「頭皮」にあったのに
「ワキ」に効く商品を使ってしまっていたからです。
そもそもの「原因」が分かっていないのに、
安易に行動をしても全く意味がない、
むしろ損をしてしまう人はこんな行動をしています。
ただ「イシュー」はここで終わりではありません。
さて「体臭を消したい人」は
なぜ体臭を消したいのでしょうか?
たとえば
- 「彼女が欲しいから」なのか、
- 「モテたいから」なのか、
- 「彼女から指摘されているから」なのか、
- 「自分が臭くてイヤだから」なのか
で全く違います。
もし「体臭を消したい理由」が「彼女が欲しいから」だった場合、
「体臭を消す」よりも効果的な方法はないのでしょうか?
本当は「体臭」自体、本人が気にしているだけで、
他の人からすると気にならない程度の「体臭」であったなら、
「体臭」よりも「ファッション」や「会話の仕方」を
改善した方が効果が高いかもしれません。
こんな感じで「問題の解像度」を上げて、
『本当に解くべき問題=イシュー』を浮き彫りにすることが
生産性をあげるために最も重要なことなのです。
バリューのある仕事をせよ!
バリューとは⇧表の①で、
『イシュー度』も『解の質』も高い部分を指します。
『イシュー度』とは「この局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」
そして『解の質』とは
「イシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」
バリューのある仕事をするポイントは、
まず『イシュー度』を高めることです。
『解の質が高い』としても『イシュー度が低い』では、
問題を解く意味がないので、全くの徒労で終わってしまいます。
本書では「犬の道」と呼ばれている④→③→①の順番で
「バリューのある仕事」に行きつく方法を取らないように
まずは『イシュー度』を高める(②からはじめる)ことに注意してください。
バリューのある仕事のアウトプットとは?
「イシューからはじめよ」ではバリューのある仕事を
以下の4つのステップであらわしています。
- イシュードリブン(イシューを見極める)
- 仮説ドリブン(イシューをもとに欲しいデータの仮説を立てる)
- アウトプットドリブン(実際にデータを取り、分析を進める)
- メッセージドリブン(報告書にまとめる)
※ドリブンとは「~を起点にした」といった意味です。
今回はとりわけ大事な「1.イシュードリブン」についてのみ
解説させて頂きたいと思います。(残りは本書でご確認ください!)
イシューを見極める3つの条件がこれです。
- 本質的な選択肢である(答えが出ると今後に大きな影響がある)
- 深い仮説がある(常識を否定・覆せる)
- 答えを出せる(既存の手法で答えが出せる)
特に「1.本質的な選択肢である」の部分が大事だと思っていて、
強引にでも前倒しで具体的な仮説を立てることが重要です。
なぜなら具体的な仮説を立てないと、答えが出ないから。
例えば”ニオイキエール”という商品が売れていない場合、
「商品に魅力がない(A)」のか「認知度が低い(B)」のどちらが
原因かで今後の取りうる選択が大いに変わってしまいます。
つまり「そもそも論」を考えることが超重要ってことなんですね!
「イシューからはじめよ」まとめ
「イシューからはじめよ」の『3つのポイント』として
- その問題は本当に解くべきイシューか?
- バリューのある仕事をせよ!
- バリューのある仕事のアウトプットとは?
こんなお話をしてきました。
「悩まない」悩む暇あるなら「考えろ」
これは「イシューからはじめよ」で私の中で最も響いた言葉です。
「悩む」=
「答えが出ない」という前提のもとに「考えるフリ」をすること「考える」=
「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること
「考えるフリ」に逃げないように、
「答えが出る」ための考え方をしなければ
人生の時間を無駄にしてしまうと感じた言葉でした。
あなたの心にこの言葉が少しでも刺さってもらえたのなら、
是非一度読んでみることをオススメします!
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それでは、
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!
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