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30代社畜サラリーマンのブログ100記事冒険譚!

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【1分書評】「予想どおりに不合理」を書評レビューしてみた

こんにちは、asです。

 

 

今回はダン・アリエリー著「予想どおりに不合理」を書評レビューします。

 

ダン・アリエリー/熊谷淳子 早川書房 2013年08月23日
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従来の「経済学」では「合理的な人間」を対象にして研究を行ってきていたため、実感とはかけ離れていました。

 

実際の人間は「不合理」で、どこまでも滑稽である、ということを説いた行動経済学のブームに火をつけたダン・アリエリー著作のベストセラー作です!

 

 

行動経済学」の良いところは、人間の「不合理」を理解すれば、『他人だけではなく「自分」も操ることができる』という点にあります。

 

では、どうすれば他人や自分を操ることができるのか。「予想どおりに不合理」に沿って解説していきます。

 

 ※今回から1分でわかるを目標に記事を書いていきます。あなたも忙しいと思いますので、なるべく早く読める方がいいですよね。

 

全て書籍を「3つのポイント」に絞って簡潔に書評レビューします!

 

それでは、早速どうぞ!

 

  

「予想どおりに不合理」の3つのポイント

 

「予想どおりに不合理」の3つのポイントはこちら、

 

  1. 人間は合理的ではなく「不合理」である
  2. 人間の不合理には「規則性」がある
  3. 規則性を理解すれば「解決策」が取れる

 

 ひとつずつ解説していきます。

 

 

人間は合理的ではなく「不合理」である

 

 例えばこんなことはありませんか?

 

・「頼まれごとならがんばるが、

  安い報酬ではやる気が失せる」

 

・「同じ薬でも、高額な方が効く」

 

 人間がもし「合理的」であるならば、

こんなことは起きないはずです。

 

さて、人間の頭の中では何が行われているのでしょうか?

 

 

人間の不合理には「規則性」がある

 

「予想どおりに不合理」では、

身近で分かりやすい実例が、数多く掲載されています。

 

その中でも特に私の胸にぐっさり刺さった実例

こちらの3つです!

 

  1. アンカリング
  2. ハーディング
  3. イケア効果

 

この3つは人間の不合理の「規則性」

かなり分かりやすく表しています。

 

順番に解説しますね。

 

 

アンカリング

 

アンカリングとは人間が「相対性」の中でしか

物事の価値を見出すことができないということを

如実に表す特性です。

 

例えば、こんな感じ↓

 

通常価格129,800円 → 今だけ限定98,800円

 

通常価格からすると「安い!」となってしまい

購入する可能性がグンっと上がるのです。

 

結構身近に目にする表現ではないでしょうか?

 

ハーディング

 

ハーディングとは「群れ集う」という意味です。

 

例えば、こんな感じ↓

 

「あのラーメン屋さん行列出てる!

 絶対うまいっしょ!行こ!!」

 

人間は行列や人が集まっている物

「価値が高い」と思い込むようにできています。

 

ネットの「口コミ」なんかも

これに近い性質ですね。

 

イケア効果

 

あの「イケア」です。

 

イケアの特徴として「自分で組み立てる」という

ひと手間があるのですが、この「手間」ことを指します。

 

例えば、こんな感じ↓

 

「このスチールラックは『俺が』頑張って組み立てたから、

 そこいらのスチールラックよりもカッコイイぜ!!」

 

自分が「打ち込んだもの」ほど

「所有意識」が高くなり手放せなってしまう症状ですね。

 

物を捨てられない人の特徴でもあります。

 

 

「予想どおりに不合理」を読んだ感想

 

以前ご紹介した「影響力の武器」でも感じましたが、

人がこんなにも簡単に動かされてしまうのか、

というのを改めて感じさせてくれる名著です。

 

「影響力の武器」については

こちらの記事で詳しく紹介しています。

 

asblog.hatenadiary.com

 

 

「予想どおりに不合理」で私が一番面白いと思ったのは、

先述した『 ハーディング』が「自分自身にも起こる」という点です。

 

どういうことかというと、

「ハーディング」は他人の行列に並ぶ行為ですが、

「自分の行列にも並んでいる」と表現しています。

 

 

例えば、一度もスタバに入ったことがない人が

勇気を出して初めてスタバに入ったとします。

 

そのスタバで飲んだ「抹茶クリームフラペチーノ」

『激ウマ!』だったとすると、次にスタバを見た時には

この『激ウマ!』の記憶があなた自身の一人目の行列になっている

ということです。

 

つまり、

「自分の頭の中で自分が行列に並んでいる」状態ですね。

 

 

この行列が長ければ長いほど、

あなたは同じお店に行き続けるわけです。

 

めちゃんこ面白くないですか!?

(ちなみに抹茶クリームフラペチーノは私の趣味です(笑))

 

 

これを応用すれば、

新規のお客さんにリピートしてもらうためには

何が必要かが見えてきますよね。 

 

こういうところが「行動経済学」の

めちゃくちゃ面白いところだと思います!!

 

 

「予想どおりに不合理」まとめ

 

人の「不合理」を知ることで、

人を操ることができる。

 

もし、こんなことが可能であれば、 

あなたのセールスも人間関係も

より有意義なものになっていくと思います。

 

なんだかすげー怪しいですね(笑)

 

 

ただ、実際に「予想どおりに不合理」を読むと、

実例がいちいち腑に落ちてしまうので、

こんな怪しい表現が「現実見」を帯びてきます。

 

そんな感覚をあなたにも味わってほしいので、

是非一度読んでみることをオススメします!

 

 

ダン・アリエリー/熊谷淳子 早川書房 2013年08月23日
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asblog.hatenadiary.com

 

 

それでは、

最後まで読んでいただき

ありがとうございました!!

 

 ご意見、ご感想等ございましたら、

↓のリンクより頂けますと嬉しいです。

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