【書評】「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」（堀哲也著）を書評レビューまとめ
こんにちは。
asです。
本日は「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」を書評レビューいたします。
以前、こちらの記事で｢初心者向け｣の投資の本を書評レビューしました。
今回は初めての本格的な投資の本です。まず目を引くのはこのタイトル。ドリーム詰まりまくりですよね（笑）
60万なら私でも届きそうな気がするし、それを3億といった宝くじをイメージさせるほどの金額にまで膨れ上がらせている。
しかも７年で！
私はこのタイトルの魅力にあっさり引っかかってしまいました（笑）結果的には引っかかって良かったと思えたのですが、、、
その理由も書いていきますので、早速ですが書評レビューに移っていきます。それでは、どうぞ！
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堀哲也 日本実業出版社 2016年12月27日 売り上げランキング :
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- 「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」の作品内容
- 「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」を読んだ感想
- 「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」はこんな人にオススメ
- 「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」書評レビューまとめ
「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」の作品内容
一言で言えば、日本株式のみに特化した株式投資専門の投資法となってます。内容としては、
- 投資で成功するための銘柄着目点は？
- 失敗した時にこそ気を付けなければいけないこととは？
- 銘柄の探し方から、投資すべき銘柄を見分ける方法
- 会社の「四季報」や「決算短信」で必ず見るべきポイント
- 資産60万から3億にするために、必ずチェックすべき銘柄の情報
- 株を売るべき3つのタイミング
- 株で成功している人のマインドコントロール4つの鉄則
- 株で失敗しないために行うべき9つの実践法
などなど、あげだしたらキリがないのでこの辺りにしておきます。
最後には著者の堀さんが3億円を稼ぐまでに投資した実例を、それまでの実践投資法に沿って
- 「銘柄買った理由」
- 「株価が上昇した理由」
- 「銘柄売った理由」
に分けて、詳細に紹介されている内容となっています。
この実例を読むだけでも、時代の背景や世の中のニーズが株に多大な影響を与えているということを理解するうえで非常にためになる内容でした。
「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」を読んだ感想
まず最初に60万を3億に増やす方法が”超簡単”に掲載されています。それがこちらです。
「資産2倍を9回達成すれば、60万が3億になる」
つまり、
60×2＝120
120×2＝240
240×2＝480
480×2＝960
960×2＝1920
1920×2＝3840
3840×2＝7680
7680×2＝15360
15360×2＝30720（約3億）
という計算式になるわけです。
超簡単ですよね？
いやいや、
ちょっとまって！！！
よくよく考えてみると、最初の「資産が2倍」ってそう簡単にできるものではないですよね？
仮に「資産2倍」にできたとしてもそれを｢失敗せず｣に「9回連続」で達成するなんて本当にできるのか！？
これが私が感じた初めの印象です。
また、私は資産を倍増させるためには｢ハイリスク・ハイリターンの銘柄を選んでいく方法｣つまりギャンブル性の高い方法が必要なのかと思っていました。
しかし、この本を読み進めていったときその理解は全くの誤解だと気づきます。各銘柄に対して細かく情報を集め、確実に上がりそうな銘柄のみに絞って投資していくという「極めて堅実的」なことが書かれていました。
タイトルとは裏腹に、ものすごく地味な作業を繰り返すことでリスクを最小限に抑えつつ、最大限のリターンを取りに行く。
この「ものすごく地味な作業」には、かなりの説得力がありました。この方法であれば、自分にもできるのではないかという希望を与えてくれたのです。
ただし、この方法はできるだけ最初に倍率の高い超ハイリターンな投資を推奨しています。
なぜなら、はじめの投資で例えば2倍ではなく3倍に資産が増やせたとすると、3億までの道のりがグッと近くなるからです。
つまりは｢資産の少ないうち（60万のとき）に全額を１つのハイリターン銘柄に1点集中して資産を増やしていくことを推奨している｣ということです。
これってすごい怖いですよね・・・？
確かに成功すればとてつもないスタートダッシュが切れます。ですが、いきなりそんなハイリターンな投資は現実的ではないかな、とも思いました。
私は超ヘタレなので、最初のうちは少額で投資を行い、株自体の経験値を増やしていかないと手が出せないかなー、という思いです。
「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」はこんな人にオススメ
全くの株初心者の私でも全く問題なく読める作品でした。そして、結構読みやすいのでスラスラっと読めてしまいます。
あなたが「株で稼ぎたい！」というのであればこの本は間違いなく勉強になります。
低資産の段階から、資産が大きくなってきたときの段階で少しずつ気を付けるポイントが違ってくるのですが、それぞれのポイントで必要な注意点まで細かく書かれていますので、60万円と言わず、
もう少し余剰資金があるよ！って方にもオススメです。
ただ、私みたいな株初心者はもう少し別の書籍もみて勉強した方が良いかな、という印象です。
これは本の中でも書かれているのですが、株式投資はお金の奪い合いです。ほかの投資家たちとの奪い合いの勝負に勝たなくてはあなたの勝利はありません。
どうやって勝負に勝つか、というと 「ほかの投資家たちの行動を読む」という技術が必要なのです。そのためにはこの本の投資法以外の、例えば
- 「テクニカル投資」
- 「デイトレード」
- 「大口投資家」
といった投資手法についても学んでいかないとほかの投資家の考え方の裏を読んで勝つことができません。
この実践投資方法をいきなり試すのが悪いとは言いません。しかし、あなたが初心者なのであれば、もう少し広く株式投資の世界を学ぶことをおすすめ致します。
「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」書評レビューまとめ
「日本株独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」の書評レビューいかがでしたでしょうか。
タイトルで引っかかって良かった！
と思えるくらいにわかりやすく、初心者がしらない専門用語も解説付きで教えて下さっているので、手を止めることなく読み進めることができます。
あなたが「株ドリーム」を目指しているのであれば、かなりオススメできますので、ぜひ読んでみてください。
ただし何度も言うようですが、元本毀損は当たり前の世界が株式投資です。あくまでも「余剰資金」を使って株には挑戦するようにしてくださいね。
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読書が苦手！というあなたには「耳で聞く読書」をおすすめします。毎日イヤホンで聞き流すだけで、サクッと本が読めちゃいます。
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こちらでオーディオブックの詳しい説明もしておりますので、気になる方は是非お読みください。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
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